イタリアの政治問題
日頃、米国や近隣諸国の韓国、中国などのニュースはチェックするが、欧州諸国の政治や経済ニュースは細かな情報が入ってこないこともあり、あまり気にすることはない。それだけに今回のイタリアの政治問題は不意を突かれたと感じている投資家が多いだろう。
異質な感じ
日本は島国だから国境を意識しないが、欧州で鉄道に乗っていると車掌がフランス語、オランダ語など欧州の各言語で乗り換え案内をしているので、異質な感じを受ける。国境を通過する際にチェックはなく、通貨もユーロで同一通貨だから、異なる国に移動する意識もないが、高速鉄道でオランダからフランスに移動した際、駅に降り立つと違う国であることが実感できる。その昔、ベルギーの友人を訪ねた際に、国境の話をすると、犯罪者も国境を跨いで自由に移動できるからＥＵになって治安が悪くなったと嘆いていた。
問題解決にはまだまだ時間が必要
スペインもＥＵへの不満が蓄積していると聞く。政治は単独、通貨や金融システムは同じというＥＵの歪な仕組みが今回のような問題を引き起こしたと思う。問題解決にはまだまだ時間が必要だろう。
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