一旦ポジションを閉じる勇気も必要か【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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意外な上昇の可能性

昨日の日経平均は4日続伸となりました。SQ向けに先物主導による上昇であることは間違いないと思われますが、5日線と25日線のミニ・ゴールデンクロス、MACDのゴールデンクロスが目前です。2万3000レベルまでは累積売買代金が非常に多い価格帯ですが、2万3000円を回復すると2万3500円まではほぼ真空地帯です。売買代金の増加が必要なことは当然ですが、意外な上昇の可能性も否定できません。ただ、日経平均、TOPIXともに昨日で日足は三空形成となりました。

来週は金融政策会合重なる

来週は米朝首脳会談以外にもFOMC、ECB理事会、日銀会合と金融政策会合が重なります。中でも注目はECB理事会です。一昨日、ECBのチーフエコノミストであるブラート理事が「14日の政策委員会が資産買い入れ策の終了時期を決定する上で重要」と述べました。最近の欧州経済には拡大スピードにブレーキが掛かり始めています。

資産買い入れ終了へ市場の反応は?

景気をいち早く映すとされるユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)をみると、5月速報値は54.1で4カ月連続の悪化となり、1年半ぶりの低い水準に沈みました。域内総生産(GDP)の成長率も1~3月は前期比0.4%にとどまり、昨年10~12月の0.7%を下回りました。ドイツなどでは輸出の落ち込みも目立ち始めているところで、資産買い入れ終了となるとマーケットはどんな反応を示すのでしょうか?

2000年日銀ゼロ金利解除を想起

かつて2000年でしたか、日銀がゼロ金利解除を急ぎ、その後景気が失速してしまったことが思い出されます。本日は一旦ポジションを出来るだけ閉じて、来週のイベント結果を確認するというのが良いように思います。

日々勇太朗




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