引き続き米国市場と為替睨み【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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今年3番目の下げ幅

 11日の東京市場は大幅に下落しました。日経平均は915円安と今年3番目の下げ幅で、先物へのヘッジ売りが裁定解消売りを誘発し、一時下げ幅を4ケタに広げる大荒れの展開です。長期金利上昇を警戒して前日の米国株市場が急落し、為替は1ドル112円近辺まで円高が進行、アジア株も全面安となり、投資家心理を冷え込ませました。下値では買い向かう動きがあり、東証1部の売買代金は概算で3兆7587億円に膨らみましたが、値下がり銘柄数が2000を超える全面安商状で、底入れ感はありません。

底値模索も突っ込み警戒感

 日経平均は1カ月ぶりの安値水準に売り込まれ、75日線や26週線が集中する下値支持ゾーンを一気に割り込んできました。中小型の下げもきつく、追い証発生が警戒される状況です。引き続き、米国市場と為替の動きを睨みながら、底値を探る展開を余儀なくされそうですが、ここは冷静に対処したいところです。SQ明けで値動きが落ち着いてくれば、逆に短期的な突っ込み警戒感が意識されるでしょう。また、全般急落のなかでも好決算銘柄への反応は悪くなく、逆に資金が集中する傾向がみられ、引き続き好業績銘柄への押目買いのタイミングを計っていきたい考えです。

短期値幅取り候補は銘柄選別

 ダイキン(6567)、ジャムコ(7408)、任天堂(7974)、ゼンリン(9474)など注目銘柄に変更はありません。短期値幅取り候補についてはほとんどが高値圏にあり、利益確定売りや追い証発生による換金売りに波乱の展開が警戒され、あす以降の相場の流れを見極めながら、値動きの鈍い銘柄は見切り、より強い銘柄にシフトしたいと思っています。

花咲 翁




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