中小型材料株が強い動き【正直じいさんの株で大判小判】

円安支えにプラスへ浮上

　２３日午前の東京市場は小幅ながら反発、日経平均は８円高です。世界景気減速懸念や米中協議への期待感後退で前日のＮＹダウが３００ドル超下落した流れを引き継ぎ、売り先行でスタートしましたが、対ドルでの円が弱含んでいることや時間外取引の米株価指数先物高が支えになりプラスに浮上しました。ただし、前引け後に日銀金融政策の結果発表を控えていることや３Ｑ決算発表前で、積極的な買いは手控えられ、前引け段階の東証１部の売買代金は概算で９１７５億円にとどまっています。

クボテックが続騰

　ＥＴＦ買入れＴＯＰＩＸ型移行への思惑から、材料性のある中小型株が強い動きで、短期値幅取り候補ではクボテック(7709)が続騰、打診買いを入れたベルトラ(7048)やアイリック(7325)、ＡｍｉｄＡ(7671)も値を飛ばしました。引き続き強い銘柄に絞り込んで噴き値を狙っていく方針ですが、資金の逃げ足は速く、値動きの鈍った銘柄は早めに見切りを付けており、ＮＦＫＨＤ(6494)は損失を確定しています。
　ピックアップ銘柄のハリマ化成(4410)、ソースネクスト(4344)はともに小動きで、切り返しのタイミング待ちです。

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