注目された6月のFOMCと日銀会合は「動かず」の結果だった。
しかし、国内市場は日銀の追加緩和見送りに「売り」で反応し為替も節目の105円を超え一時103円50銭まで上昇する状況であった。
日銀による為替介入が出来ないことを見越しての仕掛け売りに嵌った感じはある。
日経平均先物も4月8日の安値を割りイブニング取引では一時1万5230円まで売られ2月12日の1万4740円が視野に入ってきた。
しかし、ボリンジャーバンドの-3σ(1万5217円)まで売られていることから一旦は戻りが期待できよう。
また、225オプションの全限月ベースの建玉増加を見ると16日時点のコール(買う権利)の建玉が10日比で8.4万枚増となりプット(売る権利)の建玉6.8万枚増よりも多い。
この間、日経平均は16000円を割れてきており急落過程でプットよりコールが増加するのは珍しい。これは、23日の英国民投票で残留決定によるリバウンドに期待する向きが多いということだろう。
投票の結果が出るまでは投資家の色んな思惑で相場に仕込みがされるので通常状態の投資スタンスは通用しない。結果は日本時間の金曜日朝8時半から開票予定。日本の相場が世界の注目を集める。
(ハチロク)