期待と不安を織り込む【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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週末まで様子見か

昨日の東京株式市場は小動き推移となりました。今週末は大阪でのG20。G20会合自体はマーケットに大きな影響を与えることはないものと思われますが、米中首脳によるトップ会談は、その結果次第では上にも下にも大きくボラティリティを高める可能性大です。そのため、マーケットは週末まで様子見を決め込むかもしれません。

日々の値動きにシグナル

しかし、テクニカル分析に日々の政治や経済現象を重ね合わせることはありません。余計なことを考えるとマーケットの値動きが示唆するシグナルを見落としてしまいます。テクニカル論者は、日々の値動きの中にマーケットの不安や期待を織り込んでシグナルを発信していると考えます。

ドル円は目先底打ちの可能性

さて、米国の来月のFOMCでの利下げ確率は高いとして、先週はドル安となりました。ドル円は一時107.03円まで円高が進行しました。21日の日足は十字足となりました。そして本日は107円40銭近辺までドルが戻しました。4月24日の112.39円からは109.02円~110.67円~107.80円~108.79円~107.03円と推移。三段下げとなったところでの十字足示現で目先底打ちした可能性が出てきました。

米10年債は底打ち機運

米10年債利回りは昨年11月7日の3.234%をピークに2.546%~2.796%~2.356%~2.613%~1.973%と三段下げし、先週末21日の利回りは2.057%で取引を終えています。週足チャートでは4月15日週以降は1陽介在9陰連となっており、先週の週足は長い下髭の陰線でした。利下げ期待を十分に織り込んで、底打ち機運が出てきました。

NYダウ三段上げスタート

NYダウは昨年12月ボトムから週足で三段上げとなりました。26週線が52週線を下から上に突き抜けるゴールデンクロスを先々週に達成しており、三段上げ相場がスタートしたばかりです。

日経平均は2万1740円目指す

閑散商状の日経平均は先週60日線に阻まれましたが週足は陽線形成。26週線(2万1104円)が上向きに転じてきたため、2万1400円の13週線を突破し、2万1740円に走る52週線をまずは目指すことになりましょう。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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