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続落も下げ幅急速に縮める
6日の東京市場は続落ながら、下げ幅を急速に縮めました。日経平均は234円安です。米中貿易摩擦激化を嫌気して前日の米株市場で主要株価指数が急落したことを受け、朝方はリスク回避の売り圧力が強まり、一時下げ幅を600円超に広げました。ただ、中国・人民元が予想ほど元安・ドル高に設定されなかったことから、過度の不安心理が和らぎ、ドル・円が円安方向に押し戻されたことで戻りに転じました。
プラスに浮上する銘柄相次ぐ
短期的な突っ込み警戒感が意識されていたことで、朝方2万円に接近する場面から買戻しが入り、後場からは日銀のETFや年金の買い観測に戻り足を速めています。前場段階では東証1部の9割以上の銘柄が下落するほぼ全面安商状でしたが、後場からはプラスに浮上する銘柄が相次ぎ、大引け段階の値下がり銘柄数は全体の60%に減少しました。ボラティリティ拡大に伴い、東証1部の売買代金は概算で2兆6367億円に増えています。
ホープがストップ高
米中通商問題は解決の糸口が見えず、企業業績への影響が表面化するなど、まだまだ紆余曲折はありそうですが、日経平均は2万円手前で長い下ヒゲ陽線を引いており、当面の底は入ったと見てよさそうです。きょうは逆行高銘柄への打診買いにとどめましたが、そのなかでホープ(6195)がストップ高、ニホンフラッシュ(7820)も大幅高で新値をとってきました。あすからは推奨銘柄の値動きと需給状況を見極め、持続、あるいは戻り売りの判断をしていく考えです。
株式情報と相場見通し
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