売り一色で2万円大台割れ
9日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は1050円安と4ケタ超の下げで、19年1月以来1年2カ月ぶりに2万円大台を大きく割り込む暴落です。新型コロナウイルスの感染が世界各地に広がっていることから、の欧米株が大きく売られ、102円台まで進んだ円高に原油価格急落も加わり、リスク回避の売り一色でした。上海、香港の中国株やアジア株が軒並み売り込まれ、時間外の米株価指数先物が大幅安に売られたことも下げに拍車をかけ、一時1300円近くに下落しています。
嵐が過ぎ去るのを待つ
ショック安商状で投げ売りが止まらず、東証1部の値下がり銘柄数は2138と全面安ですテクニカルは陰の極で、ファンダメンタルズからも明らかに売られすぎですが、新型コロナウイルスのまん延で、世界同時株安の様相を呈しており、今は嵐が過ぎ去るのを待つしかないでしょう。まずは米国株の下げ止まりを待つしかありませんが、各国政策対応を強めており、その効果と追加対応への姿勢を見極めたいと思います。
公開価格割れIPOを注視
当面は波乱商状が続きそうな気配で、きょうは新型コロナウイルス検出用PCR試薬・機器を発売する日水製薬(4550)に打診買いにとどめました。ただ、いずれの銘柄も実態以上に売り込まれていることは間違いなく、特に公開価格を割り込んだIPOの動きを注視していきたい考えです。
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