まずは落ち着きを待つ【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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一時1000円超の下げ

 12日の東京市場は続急落となりました。日経平均は前日比856円安です。新型コロナウイルス感染拡大への懸念が強まり、前日の米株市場でダウが1400ドル超の下落となるなど、欧米株安の流れを受け、主力株を中心に全面安になりました。後場に入るとやや下げ渋りましたが、アジア株や米株価指数先物安、為替が円高に振れたことも重しになり、一時1000円超に下げ幅を広げています。

財政出動を伴う経済対策求める

 米国株次第で再度下値を試す場面があると見ていましたが、日経平均は約3年ぶりの安値水準への暴落となりました。各国金融緩和によるテコ入れに動いていますが、感染拡大が収まる気配はなく、原油価格下落も下押し要因に加わっており、市場は大規模な財政出動を伴う経済対策を求めているのかもしれません。反転のきっかけをつかめないなか、値動きの荒さが買いを手控えさせており、まずは落ち着きを待つしかないでしょう。

リバウンドへ押し目買いの準備

 テクニカル指標は通用しない状況ですが、資産価値や利回りなど実態を逸脱した安値に売り込まれていることは間違いありません。日経平均は今月に入ってから約2500円、2月高値からは約5000円の短期急落となっており、反転した時の値幅は大きいと考えられます。リバウンドを狙う銘柄に目星をつけて、押し目買いの準備をしておきたいと思います。

株式情報と相場見通し

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