二番底形成の動き続く【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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感染拡大による経済停止長期化を懸念

 昨日の東京株式市場は4日続落となりました。米国政府が新型ウイルスによる死亡者数が10万~24万人に達するとの見通しを示し、特に今後2週間は痛みを伴う厳しい状況になると警告。また、欧州ではイタリアのコンテ首相が全土封鎖を13日まで延長、ドイツも全土封鎖を4月19日まで延長といった具合で、新型コロナウイルスの感染拡大により経済停止が長引くことを懸念。日経平均は一時1万7707円まで下落しました。

何を指標に株価評価するのか…

 神戸製鋼や川崎汽船など、世界的な株安の影響で、保有株の値下がりによる評価損を計上する動きが広がってきており、英国では銀行、ドイツでは全産業が配当の停止要請をするなど、何を指標に株価を評価すれば良いのか悩ましくなってきました。株主優待なども今後、一時廃止する企業も出てくるかもしれません。

感染拡大恩恵企業群買われる

 しかし、こんな時でも株価が暴騰しているセクターはいくつもあります。テレワーク、遠隔医療、電子カルテ、巣籠、食材販売スーパー、サーモグラフィー、ワクチン関連などなど。3月の暴落時はとにかく現金を握ることが優先され、全てのマーケットが売り一色でした。換金売りが一巡し、現在は新型コロナウイルス感染拡大恩恵企業群の株価が買われています。

この押し目は買い目線

 それはある意味、資本市場が正常に働いているということではないでしょうか。1万6358円に対する二番底が昨日の1万7707円であって欲しいものです。いずれにしてもこの押し目は買い目線で見ていくところでしょう。

日々勇太朗




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