2万1000円台回復【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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買い戻しが上昇に弾み

昨日の東京株式市場は続伸して3月6日以来の2万1000円台を回復してきました。なんとも凄まじい上昇となってきました。昨日のテレビの経済番組では海外投資家が15週売り越しており、そのコストは2万400円あたりだと解説していました。5月20日に75日移動平均線を回復したことで上にトレンドが発生したとお伝え致しましたが、彼らの売りコストは概ね75日移動平均線近辺だったということのようです。その75日移動平均線抜けから損失覚悟の買い戻しに迫られたことで、上昇に弾みがついたということでしょう。

25日線との乖離率6.3%と過熱

「世界の景気指標株」である日本株を海外投資家が売り越し続けているということは、世界経済の回復に自信が持てないことを表しているのではないでしょうか。そこへ不景気の株高、過剰流動性相場による急騰で売り方が締め上げられているという構図です。日経平均は1月高値から3月安値までの下げ幅の61.8%戻し(2万1151円)を達成。どこで買い戻しが終わるのか分かりませんが、25日移動平均線との乖離率は6.3%と過熱しています。

調整局面入りとなるのか注目

個別株を見ると新型コロナの影響が強く、売られていたセクターを中心に上げが目立ち、逆にディフェンシブ性を発揮していたセクターは相対的に動きが止まってきました。また、東京株式市場を牽引してきたマザーズが反落し、ザラ場では陰線包み足を形成。43日対等日柄での大きな変化であり、本日以降は調整局面入りとなるのか注目となりそうです。

日々勇太朗




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