ユーロ高続く!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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欧州景気回復で一段の上昇も

11月3日の米大統領選挙が近づいている。外為市場関係者を対象に実施した米大統領選・議会選の結果予想で最も多かったのは「バイデン大統領誕生・上下両院で民主党多数」(38%)だった。その場合のメインシナリオはドル安・円高の進行になる。1ドル=102円台を予想する見方もあった。

バイデン氏が一歩リード

「バイデン大統領になるが上院は共和党勝利」(18%)との回答を合わせ、56%がバイデン前副大統領の勝利を予想。新型コロナウイルスへの対応や黒人差別問題でトランプ大統領に逆風が吹く一方、中道派で黒人女性のハリス上院議員を副大統領候補に据えたバイデン氏が一歩リードしている。

トランプ氏が再選するとの見方も4割

バイデン政権の注目政策を聞いたところ「対中国政策」(51%)が多く選ばれた。トランプ政権下でもつれた米中関係の先行きへの関心が高い。トランプ氏が再選するとの見方も4割ほどあった。大統領選挙はもともと現職が勝ちやすく、9~10月のテレビ討論会など逆転の機会が残っている。ただ、その場合でも議会選は民主党勝利との予想が多かった。トランプ氏と議会が「ねじれ」状態となれば、財政政策が打てずバイデン政権よりもむしろ経済が悪化しかねない。

欧州景気の回復期待

外為市場ではユーロ高の局面が続いている。8月18日のニューヨーク外国為替市場で、ドルに対し一時は1ユーロ=1.1965ドルまで上昇した。欧州景気の回復期待は続き、一段の上昇余地を見込む声が増えてきた。チャート上で相場の基調を映す「フィボナッチ・リトレースメント」分析がユーロの一段高を示す。2018年2月に付けた高値と20年3月に付けた直近の安値を結び、順調な上昇トレンド入りとされる下値からの61.8%戻しの水準(1.1820ドル)を8月13日に大きく上抜けた。

下値支持線1.17ドルをしっかりと維持

ユーロ高の背景には、欧州連合(EU)が7月に総額7500億ユーロ(94兆3500億円)の欧州復興基金の創設で合意し、域内景気の回復期待が高まったことがある。米商品先物取引委員会(CFCT)によると投機筋によるユーロの対ドルの買い持ち高は26億2109万枚と過去最高をつけた。下値支持線とされる1.17ドルをしっかりと維持している限り、ユーロ高は持続するだろう。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はジモティー(7082)、シルバーエッグ・テクノロジー(3961)、テモナ(3985)。

8月24日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




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