上値の重いBOX相場【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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幻のSQ値

 先週の日経平均は前週比約▼369円安となった。その前の週は外国人投資家が日本株を約9000憶円買い越し上昇したがどうも2万3000円台に乗せるとまだ売りが出てくるようだ。
 結局8月SQ値(2万3350円79銭)には一度もチャレンジすることなく幻のSQ値となったままである。

マザーズ指数は高値

 だが、マザーズ指数が年初来高値を更新しているように個人の物色意欲は衰えていない。20日に上場したAI(人工知能)ベンチャーのニュートラルポケット(4056)が2日連続で寄り付いていないなどコロナ後の社会で活躍しそうな企業への投資は旺盛である。

マザーズOPも必要だ!

 GAFAを有するナスダックも連日最高値を更新しているがNYダウは高値近辺で揉み合いを続けており日経平均と同じくオールド銘柄で構成されている市場の指標は高値取りは難しそうである。
市場をもっと活性化するのであれば取引所にはマザーズ指数のオプション取引も是非作って頂きたいものである。

転換線を下回ると調整色強まる

 チャート的には再びBOX相場の様相が強くなってきた。現在、一目均衡表の転換線は2万2917円93銭処、今週終値でこの転換線を下回ってくれば調整色が強くなると思われる。抵抗ラインとしては25日移動平均線(2万2712円39銭処)が機能しそうであるが下回るとその下の窓(2万2436円16銭)を埋めに行く動きになる可能性がある。

サプライズないと上値重い

 その水準には雲の上限(2万2393円処)があるため、この水準では一旦下げ止まるであろう。
一方で上値抵抗ラインとしては14日の高値やSQ値水準の2万3350円処となろう。越えてきてもBOX相場の上限なので更なる上値を追うにはサプライズ的な材料がないと上値は重たいと思われる。
 ボリンジャーバンドは拡大から横ばいになってきており今週は上値の重いBOX相場の動きとなると思われる。レンジは2万2400円から2万3400円を想定する。




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