選挙速報で動く必要があるだろうか【転ばぬ先のテクニカル】

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NY株トリプルブルーを期待して大幅続伸

日本が文化の日の祝日で東京市場が休場中のNY株式市場は11月2日、3日と大幅続伸となり大統領選挙の開票を迎えました。この2日間はバイデン氏優勢と上下両院ともに民主党が制するトリプルブルーの可能性の高まりに期待した先回り買いが入ったといった解説が多かったように思います。

トランプ氏再選見越したドル高

4日の東京時間では寄り付き直後から開票速報が伝わる中、先物主導で上下しましたが、開票が進むにつれて大票田でのトランプ氏の支持が優勢となるなかNYダウ先物が売られる場面もありましたが、トランプ氏の再選を見越したドル高が幅広い通貨に対して進み、当初のバイデン氏有利予想により大規模な財政政策への思惑から売られていたドルが買い戻される展開となりました。

どちらが勝利しても追加経済対策進む

結局、マーケットはどちらが勝利しても、停滞から前進へと切り替わることを待っていたようで、選挙後は早期の追加経済対策が進むとの見方がマーケットを後押ししているようです。

それにしても接戦

それにしても接戦です。選挙人55のカリフォルニアはバイデン氏で間違いないとして、当確となっていたヴァージニアが突然取り消されてトランプ氏優勢と。面白いなと思ったのは、開票中も賭けサイトの投票は続いていて、掛け率がトランプ氏優勢になってみたり。締め切りはいつなのでしょう?

同点ならややこしい法則

おやっと思ったのは大統領選の選挙人の過半数が270ということは同点もあるということ。ここでまたややこしい法則があって、両候補引き分けの場合は下院が大統領を決めるということ。選挙前は民主党が下院を制していたので、ならばバイデン氏が勝利かというとそうではなく、議員数ではなくて州の属性できまるという訳の分からない方式で、その場合はトランプ氏の勝利なんだとか。

景色はまた変化する

こんな難しい選挙制度をアメリカ人全員が理解しているのでしょうか?結果がどう転ぶのか分かりませんので、判明するまでは値動きにつられて動かないのがベストではないでしょうか。なによりも大切なのは大統領と上下両院の組み合わせがどうなるのかです。それによって景色はまた変化致します。

日々勇太朗

相場見通し

 

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