危うきマザーズ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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狭い範囲の値動きに終始

本紙11月1日付けで「11月のマザーズに危険な兆候」と題し、「日本のマーケットを牽引してきたマザーズは6月4週と10月2週目に週足の差込み線2本で天井打ちと考えられ、月足は上髭の陰線形成となったことから11月は波乱の月となるのではないかと考えています」としましたが、その後は25日移動平均線がレジスタンス、75日移動平均線がサポート機能を発揮し、マザーズ指数は1146~1267ポイントの狭い範囲での値動きに終始してきました。

ノック3回目は正念場

現在、25日移動平均線は右肩下がりとなっており1250ポイントに位置しています。75日移動平均線は右肩上がりとなっており、1177ポイントに位置しています。75日移動平均線タッチは11月2日、11日に続き3度目です。ノック3回目となる今回、ここがサポート機能を発揮できるのか正念場を迎えています。週足では13週移動平均線を今週割れてきており、5週移動平均線が上から下に突き抜けるデッドクロスが近づいています。

日経平均11営業日で3108円幅の上昇

さて、日経平均はとうとう2万6000円台に乗せてきました。10月30日の2万2948円安値から11営業日数で3108円幅もの上昇となりました。このように片方に流れが傾くとその方向に突き進むことはよくあることです。

上げが急ピッチなら反動も大きい

3月安値からの上昇局面で最も値幅が大きく、日柄の長い流れとなったのが5月22日~6月9日までの12営業日。2万344安値から2万3185円まで2851円の上げ幅でした。上げが急ピッチになるとその反動も大きくなります。わずか4営業日後の6月15日には2万1529円まで1656円の急落が起こりました。

ファーストリテ25日線を15%上方乖離

一握りの値嵩株に押し上げられたことで、NT倍率は15倍に拡大してきました。指数寄与度上位銘柄は毎度おなじみのメンバーが並んでおり、ファーストリテイリングなどは25日移動平均線上方乖離率が15%を超えてきました。どこにそれほど魅力があるのか分かりませんが、最小単位購入に900万円弱も掛かる銘柄であり、個人投資家が手を出せる代物ではなくなってしまい、機関投資家や海外ファンドしか御用の無い株価になってしまいました。このような銘柄をベンチマークに入れる意味があるのでしょうか。

日々勇太朗

相場見通し

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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