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2万6000円台に乗せて引ける
17日の東京市場は続伸しました。日経平均は107円高と29年半ぶりに2万6000円台に乗せて引けています。米モデルナが新型コロナワクチンの治験で高い有効性を確認したと発表したことから前日のNYダウが大幅高で最高値を更新した流れを引き継ぎ買いが先行しました。朝高の後は急ピッチの上昇に対する警戒感や当面の達成感から利益確定売りに押され、一時下げに転じる場面がありましたが、前引けにかけ下げ渋り後場は持ち直しています。
グロース系の中小型株が軟調
もっとも東証1部の値下がり銘柄数は1347と全体の6割強を占める売り圧力の強い地合いで、特にグロース系の中小型株が軟調でマザーズ指数は大幅に続落しました。決算発表による当面の材料出尽くし感や失望感から、デジタル化などを追い風に高成長が期待されていた銘柄に売りが続き、地合いを悪くしています。今後もグロース株とバリュー株の循環物色が続くとは見ていますが、利益確定の流れが強まることへの注意は必要でしょう。
レノバが連日で最高値更新
ただ、推奨銘柄ではレノバ<9519>が再生エネ関連の中核銘柄として人気を集め連日で最高値を更新しており、前場はウエストHD<1407>、ミダック<6564>を含めた環境関連3銘柄に加え、Fフーズ<2929>、後場はラクス<3923>の利益を確定しました。ただ、レノバが大引けにかけて上げ幅を広げる強い動きを見せましたので、引け際に買い直しています。当面はグロース株の下げ止まりを待って、スピード調整一巡から出直ってくる銘柄を狙いたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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