デンカ(4061)が反落。6日付のレポートで三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「Overweight」から「Neutral」へ、目標株価を500円から480円へ引き下げたことが嫌気された。従来は、原料安で拡大した樹脂分野での利益が他社同様に17年3月期以降も残り、買収したクロロプレンゴム事業による業績上乗せ効果も寄与し、18年3月期以降も最高利益更新が続くと予想していた。しかしながら1Q(4-6月)決算では買収効果がほとんど現れなかった模様で、現時点では、早期に状況が改善する期待は持ちにくいと指摘している。
証券市場新聞