日本精線は第1四半期32%営業増益、高機能の独自製品へ強い需要継続

ビジネス街|企業速報 証券市場新聞

 日本精線(5659)の23年3月期第1四半期の連結決算は、売上高122億1700万円(前年同期比14.8%増)、営業利益16億3200万円(同31.8%増)、最終利益11億7600万円(同28.3%増)と2ケタ超の増収で利益が大幅に拡大した。
 半導体関連業界向け超精密ガスフィルター「NAScleanR」や太陽光発電パネルなどの製造プロセスで使われる極細線をはじめ、高機能の独自製品の需要が引き続き強く、ニッケル価格高騰に伴うステンレス鋼線の製品と仕掛品の評価差益も利益を押し上げた。
 通期は売上高485億円(前期比8.3%増)、営業利益44億円(同4.3%減)、最終利益30億8000万円(同3.1%減)と前回予想を据え置いた。

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