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 自動車セクターが大賑わいになった。日本経済新聞が27日付で「トヨタ自動車(7203)がスズキ(7269)と提携交渉に入る一方、ダイハツ工業(7262)を完全子会社にする方針を固めた」と報じたことを受け、買い気が盛り上がった。
 「中長期的に成長が見込める新興国の開拓を加速する狙いがある。現地で圧倒的なシェアを握るスズキとの協業でインドでのシェアを拡大。ダイハツを取り込むことで、新興国攻略に不可欠な低コスト小型車生産を強化する」と伝えており、スズキとは「株式の持ち合いも視野に入れるもよう」としている。
 報道についてスズキは「提携交渉に入ったという事実はない」、トヨタ、ダイハツは「現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表しているが、「提携・事業再編などについては様々な検討をしている」としている。トヨタ自動車は前日比281円高の6910円、スズキは515円高の3739円まで上げ幅を広げ、ダイハツは経営統合に関する真偽等の確認のため、午前8時20分から一時売買停止となっていたが、取引再開後は気配値を切り上げ、300円高の1781円ストップ高となった。
 再編への思惑から日野自動車(7205)など自動車株が商いを集めたほか、ダイハツ子会社のダイハツディーゼル(6023)のストップ高に買われた。

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