昭和電工<4004>が続騰、7日ぶりに年初来高値を更新した。14日取引終了後に発表した17年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高5638億1300万円(前年同期比16.4%増)、経常利益423億8100万円(同2.1倍)と2ケタ超の増収で利益が急拡大。通期計画の経常利益435億円(前期比12.4%増)に対する3Qの進捗率は97.4%に達しており、利益上振れを期待する買いが向かった。東アジアでの需給逼迫を背景に石油化学製品市況が改善、ハードディスクの出荷増と黒鉛電極のコストダウン効果も収益を押し上げている。
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