アイランド・リバーサル出現【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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早期利上げ示唆で波乱

先週の日経平均は前週比末約15円高と小幅ながら2週連続上昇したがチャート的には3週連続陰線となった。
週初は米FOMCで金融緩和策の長期継続が期待されて株価もしっかりしていたが発表された結果を受けマーケットは23年に2回の利上げを示唆していると認識し市場には警戒ムードが漂った。更に週末にはセントルイス地区連銀のブラード総裁が「1回目の利上げ時期は22年の終盤になる」と発言しFOMC参加者の政策金利予想よりも早期の利上げを示唆したことからNYダウは大幅安となり日経平均先物もイブニングでは2万8420円、前日比510円安で引けた。

今週は再び下値を確認する展開

今週はこのNY市場の影響により大幅安のスタートは免れないと思われ今週は再び下値を確認する展開となろう。
チャート的には15日の2万9480円85銭の戻り高値は2月16日を起点とする右肩下がりの抵抗ラインでピッタリと止まった形となっており当面上値は重そうである。

今回の安値は?

過去2月16日からの安値と戻り高値を付けたのは4回。平均で戻り高値から2150円下落で安値を付けリバウンド相場に入っている。
このパターンで推移するとなると今回の安値は2万7330円程度と5月13日の安値を試しに行く可能性もある。

2万8500円割れの買いは意識されていた

一目均衡表では転換線が2万9140円処、基準線が2万8577円処、雲の上限が2万8935円、下限が2万8606円処であり月曜日の寄り付きが週末の先物の引け値であれば雲を一気に突き抜ける状態である。
しかし、5月の下旬から2万8500円割れの買いは意識されていたところなので一旦2万8500円割れでは買いが入ってこよう。ただ、戻りが鈍ければ5月20日に付けた窓(2万8176円~2万8193円)を埋めに行く動きも想定されよう。

今週は指数よりもIPOなどの個別株

先週は16日と17日で「アイランド・リバーサル(離れ小島)」という高値で出れば「強い売りサイン」が発生しているので注意は必要である。下値ラインとして節目の2万8500円、5月27日の安値2万8360円、窓埋めの2万8176円が意識されよう。一方、上値は雲の上限(28935円処)、25日移動平均線(2万8768円処)、雲の下限(2万8606円処)が上げられよう。
今週は指数よりもIPOなどの個別株に資金は向かいそうだ。今週のレンジは2万8000円~2万9000円を想定する。

(ハチロク)

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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