銃声が鳴ったら買え!【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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週末は下げ幅の3分の1を回復

先週の日経平均は前週末比約645円安となり2週連続の週足陰線となった。
ロシアのウクライナ侵攻懸念により5日間でザラ場ベースで約1685円下落した。
しかし、地政学リスクのセオリーでは「銃声が鳴ったら買え」の通りで侵攻が開始されると株価は急激に反発、週末は下げ幅の3分の1を回復して引けた。

空売り比率17%近辺で相場が底入れ

世界最大の上場投資信託(ETF)の「SPDR(スパイダー)S&P500」の空売り比率は昨年末の13%台から直近は16%台まで上昇していた。
過去数回の調整局面ではこの比率が17%近辺で相場が底入れしており反転のきっかけを待っていたようだ。

過度な乱高下は減少へ

週末には世界的にこの買戻しの動きとなり「懸念で売られ現実化で買われる」状態となった。
実際にロシアが侵攻したことにより今度は停戦への落としどころを探る展開になると思われ買戻し一巡後は過度な乱高下は減少すると思われる。

「世界の警察」ですら抑えが効かない

今回、米国も再三ロシアに対して侵攻を中止するように警告していたが完全に無視され「世界の警察」と思われていた米国のメンツは丸潰れであろう。
今回の侵攻の裏には中国の理解があったと言われている。核を持つロシアと中国が組めばもはや「世界の警察」ですら抑えが効かなくなっているという現実であろう。

米国はあてにならない

我が国も尖閣諸島や竹島問題をうやむやにしているのではなく毅然たる実力行使で態度を示さないと他国に奪われる可能性は高い。
平和ボケしている日本国民が今回のことを他人事と見ずに我が国を守るために何が必要か真剣に考える機会になってほしい。米国はあてにならないことを認識しなければばらない。

2月米雇用統計の注目度は高い

今週の相場は買戻しが一巡するまで戻りは期待できよう。ただ、落ち着くと今度は米国の金融政策に関心は移ってくると思われる。4日発表の2月米雇用統計の注目度は高い。

今週のレンジは?

チャートでは先週末に三分の一戻しをしており意識されるのは61.8%戻しの2万6815円、節目の2万7000円、25日移動平均線(2万7103円処)、1月5日を起点とする上値トレンドライン(2万7200円処)が意識されよう。
これらを明確に抜けてくれば10日の窓埋め(2万7575円)がターゲットとなろう。一方、下値は25日の安値2万6160円、ボリンジャーバンドの―2σ(2万6100円処)、節目の26000円が意識されよう。
今週のレンジは2万6400円~2万7200円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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