海外投資家が買いを入れていない
先週の日経平均は前週末比約624円安と反落、週足陰線となった。
週初こそ4万円台を付けてきたが戻りの達成感も出て利食い売りに押される展開であった。
為替は1ドル150円台まで入る円安傾向であるが日経平均は8日連続陰線となっており頼みの海外投資家が買いを入れていないことがよくわかる。
米国市場が好調な割には日本株が積極的に買われてないという印象である。
海外投資家は27日に行われる衆議院選挙の結果を見てからというスタンスのようだ。
選挙後は軟調な展開のアノマリー
過去1972年12月~2021年10月までの間で総選挙は17回あった。
投票日から1か月前の株価と投票日直前の金曜日の日経平均株価を比べてみると上昇が14回、下落が3回となっている。
この結果を見ると「選挙は買い」のアノマリーが当てはまる。
一方、投票日直後の月曜日から1か月後の株価を比べてみると上昇が7回で下落が10回となった。
選挙前は経済対策などが公約として挙げられ景気の好転期待で株価を上昇させるが選挙後は市場がその期待を事前に織り込だため軟調な展開になるということだろう。
「資産運用立国日本」の宣言をセヨ!
さて、今回はどうなるだろう。石破氏総裁決定時には株価は大きく「売り」で反応した。
有価証券投資に対する課税強化の意向が強かったため、海外投資家からは反発を食らった形だったがその後は意識してかトーンダウンしている。
海外投資家は岸田首相時の「資産運用立国実現プラン」に期待して日本株を買っていた経緯がありそれに水を差すような発言をする総裁では日本株を積極的に買えないということだろう。
石破総裁に対し市場は疑義を払拭できないでいるようで選挙後にははっきりと「資産運用立国日本」の宣言をしてもらいたい。
「アイランドリバーサル」が示現
今週も方向感の無い動きになりそうである。
為替が150円台まで入り再び介入の可能性も出る中では半導体株やハイテク株など日経平均への寄与度が高い銘柄の動きは期待しにくい。
チャート上では15日に「アイランドリバーサル」が示現しており相場の調整入りを示唆している。
下値メドは3日の窓埋め(3万8856円)、38500円、25日移動平均線(3万8246円処)や75日移動平均線(3万8301円処)が位置する3万8300円処となろう。
一方、上値は5日移動平均線(3万9317円処)、節目の3万9500円、窓埋めの3万9910円となろう。
今週のレンジは3万8500円~3万9500円を想定する。押し目買いに徹したい。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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