米長期金利上昇は何を意味する?【225先物「ハチロク」の裏話】

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1%の利下げでも長期金利は1%近く上昇

先週の日経平均は前週末比約768円安と3週ぶりに反落、週足陰線となった。
注目の中銀ウィークでは市場の予想通りにFOMCでは0.25%の引き下げ、日銀金融政策決定会合では据え置きとなった。
しかし、2025年の利下げ見通しが従来の4回から2回に半減したことが嫌気されNY市場は大幅下落となった。
また、長期金利が一時4.59%まで上昇しインフレ再燃の警戒感を高めている。
FRBが9月以降計1%の利下げを行ったのにも関わらずこの間、長期金利は逆に1%近く上昇した。

過度な期待を織り込み過ぎている

これは1984年以降利下げサイクルの中で長期金利が上昇した初めてのケースのようである。米国の次期大統領にトランプ氏が決まって以来、米国は「トランプラリー」が続いているが株式市場は過度な期待を織り込み過ぎているようにも見える。
トランプ氏は債務上限問題にも「撤廃を全面的に支持する」と発言しており長期金利に一段の上昇圧力がかかる。

BOX相場で暫くは推移

最近発表される経済指標は市場予想より強い数字が目立ち始めており利下げの打ち止め感も漂う。何をするか予測出来ないトランプ氏が大統領になったことでFRBの金融政策はかじ取りがかなり難しくなっているようだ。日本株は結局3万8000円~4万円のBOX相場で暫くは推移しそうだ。
下値では個人のNISAの買いや年金の買い、自社株買いにより支えられているが上値を買う投資家が海外投資家しかいないといのが現状である。

経営改革を一過性にするな!

海外投資家も貯まった空売りを踏み上げる戦略でしか買いを仕掛けてこないし純粋な長期投資はかなり減少している。
特に今年はSQ週に買いで仕掛けるケースが多かったがSQ後は急落するパターンも多い。
結局、デリバティブ取引に主導権を握られていた相場であった。
だが、以前に比べ増配や自社株買いなどを実施する企業は格段に増加しており経営改革を着実に進めているようだ。
この経営改革を一過性にするのではなく継続していけば海外投資家からの再評価も近いと思われる。更なる改革を期待したい。

方向感の無い展開

今週は海外勢はクリスマス休暇に入るため参加者が少なく方向感の無い展開となろう。
52週移動平均線(3万8218円処)がサポートラインとなっており3万8200円~3万9200円のレンジを想定する。
要人発言で円高に振れた時はBOX相場の下限(3万7800円処)を試す展開も考えられ注意は必要だ。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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