抜けた方に付け
先週の日経平均は前週末比約1621円安と2週連続で週足陰線となった。
約5ケ月続いた3万8000円~40000円のBOX相場が底抜けた形である。
BOX相場の格言は「抜けた方に付け」である。
28日には約1100円安となり今年一番の下げ幅となった。
好決算でも売られる
エヌビディアの決算を受けてエヌビディア株は約8%下落、日本の半導体関連株は軒並み値を崩し日経平均は大幅下落となった。
だがエヌビディアの決算は市場の予想通りの好決算であった。
それなのに株は売られるという現象は今までなかった。
今年はデーターセンター投資で大幅増益は想定されていたがAIの世界は学習向け投資から26年以降は推論向けデーターセンター投資になると言われておりどのAIチップが覇権をとるかまだわからない。
大幅増益を発表したのに売られるということは更なる成長確約を市場が求めているといえよう。今後もエヌビディアの決算で市場は乱高下しそうである。
資金は欧州にシフト
日経平均はBOX相場の下限近く推移していた時に「エヌビディアショック」により底割れしヘッジ売りが増加、下げが加速した。
海外投資家は年初から2月3週までに日本株を先物・現物合計で2兆900億円売り越し日経平均株価は年初より約4%マイナスである。
半面、独DAX、仏CAC、英FTSEはウクライナ・ロシアの停戦期待から2ケタの上昇をしており資金がそちらに流れている感じはする。
調整期間は3ケ月程度
トランプ氏の相次ぐ関税発動で米国経済の低迷も懸念され好調だった日本の輸出企業にも向かい風が強くなり始めている。
チャートも崩れ、混乱に弱い日本株の上値は更に重くなったと言わざるを得ない。経験則では調整期間は3ケ月程度かかろう。
今週のレンジは?
今週から3月相場だが来週のメジャーSQを控え仕掛けの売買が増加しボラティリティの高い相場展開を想定する。
下値メドとしては週足の一目均衡表の雲の上限(3万6700円処)、週足ボリンジャーバンドの-3σ(3万6200円処)が挙げられよう。
5日移動平均線(3万7840円処)を明確に抜けてこない限りは売り圧力は強まりそうだ。
今週のレンジは3万6200円~3万8000円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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