次の関心は日銀保有ETFの出口戦略【225先物「ハチロク」の裏話】

目次

6週ぶり反落で週足陰線

先週の日経平均は前週末比約593円安と6週ぶりに反落、週足陰線となった。
前週まで連続上昇し騰落レシオは19日には146%まで達し過熱感が出ていたので上げ一服となっても不思議ではなかった。
22日には米国債の入札が不調で米国金利が上昇し株価が大きく下落したが日本株は3万7000円台を割り込むと買いが入ってくるようで底堅さも感じられた。

個別物色の展開が続く

注目の日米関税交渉は3回目が23日~25日にワシントンで行われる予定だが交渉は難航が予想されており大きな決定は6月のG7サミットでの首脳会談になると見方が有力だ。
それまでは大きく動くことはできず個別物色の展開が続くと思われる。

今週は一進一退のもみ合い相場

チャートでは一目均衡表の雲の下限(3万7865円処)に上値を抑えられるように調整しており当面は雲の下限が抵抗ラインとなってこよう。
週足で見ても雲の上限(3万7527円処)を上回って引けておらず上値の重さを感じる。今週は一進一退のもみ合い相場を想定する。

日銀の保有株は7月末に売却が完了

先週、話題になったのが日銀がかつて金融システム安定策として銀行から買い取った株式の売却である。
2016年4月から10年間で売却をする出口戦略を進め約1兆3000億円あった保有株は4月末で約240億円に縮小した。
概ね月間100億円づつ売却してきたが7月末には売却が完了する。

ETFの分配金だけでも約1兆円

そうなれば次に市場が注目しているのは簿価で約37兆円、時価で約70兆円の日銀が保有するETFの出口戦略である。
分配金だけでも約1兆円ありこの収入は日銀が利上げを円滑に進める上で貴重な財源でもあるので売却には慎重にならざるをえない。
銀行から買い取った株の売却完了時の日銀からのコメントには注目したい。
今週のレンジは3万6300円~3万7500円を予想する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄

購読会員限定コンテンツ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次