内需株の物色意欲が強い
先週の日経平均は前週末比約804円高と2週ぶりに上昇、週足陽線となった。
前週の調整から直ぐに切り返し上昇することは相場の強さの裏付けであろう。
特にTOPIXは5月の高値を抜き、3月の高値(3821.90ポイント)に後一歩(2814.70ポイント)まで上昇した。
不透明感が強いトランプ関税交渉の影響を比較的受けにくい内需株の物色意欲が強いということだろう。
トランプ氏はいつも尻込みする
週央には米国貿易裁判所がトランプ関税の大部分を違法として差し止め命令を出して株価は上昇したが翌日には控訴審が一時停止措置を下したことで株価は急落した。
相変わらずトランプ関税の動きによって相場は右往左往している。
ウォール街ではトランプ氏の発言により売買することを「TACOトレード」というらしい。
TACOとは「Trump Always Chickens Out(トランプ氏はいつも尻込みする)」という頭文字をとって「タコ」というらしい。
相場が下がったところは買い
これはトランプ氏が関税になどの強硬な貿易政策を発表して市場を混乱させるがその後経済的な圧力や市場の反応を受けて政策を撤回したり軟化させたりするパターンを指す皮肉な表現である。
つまり、トランプ氏の発言により相場が下がったところはいずれ発言の撤回や軟化があるから買いであるという。これが「TACOトレード」と言われてる。
日米関税交渉は?
確かに今まで発言とともに急落しているがその後必ず戻っている。日米関税交渉の山場はG7サミットの首脳会談と言われているがその場で決裂し相場が下がっても期限は7月であるため、戻るパターンになる可能性は高い。
戻り高値圏にいる今の状況では上値を追いにはリスクが高いともいえる。トランプ氏の発言により急落したところを狙うのが賢明なのかもしれない。
今週のレンジは?
日経平均のチャートでは26週移動平均線(3万7777円処)は上回ってくるが52週移動平均線(3万8116円処)が上値の重しとなり13日の高値(3万8494円)とのダブルトップになっている状況だ。
チャートでは25日移動平均線(3万7092円処)までの調整も視野に入ってこよう。引け値で転換線(3万7654円処)を割ってくると注意が必要だろう。
一方、上値は戻り高値水準の3万8500円処と予想する。
今週のレンジは3万7200円~3万8500円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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