2週ぶりに週足陽線
先週の日経平均は前週末比約1020円高と大幅上昇、2週ぶりに週足陽線となった。
前週末に米7月雇用統計を受けて米国株が大きく売られたことから昨年の8月の大暴落を連想させ「令和のブラックマンデー」かと思われたが引けでは4万円台を回復、底堅い展開を見せた。
チャートも昨年8月と酷似、更に昨年も雇用統計がきっかけで暴落しており警戒感は強かった。
昨年8月と異なる点は?
また、前週の金曜日のイブニング取引ではオプション市場でプットのプレミアムが一時急騰するなど波乱状態となっており週明けの日本株市場の暴落は免れないと思われた。
しかし、月曜日は寄り付き後4万円を割れて約1000円安まで入った後にはじりじりと値を戻す展開であった。
昨年の8月のようにパニック売りにならなかったのは信用の買い残が少なかったこと、更に金額ベースでも少なかったために投げ売りが出なかったと分析されている。
「吸収力余力」があった
東証によると1日時点の信用倍率は6.8倍。2024年3月以来の低水準である。
24年8月5日の信用倍率は10倍だったのでかなり少ない。
また、東証プライム市場の時価総額に対する信用買い残比率は0.37%と21年2月以来の低さである。昨年8月は0.5%だったので市場に「吸収力余力」があったとみられる。
更に日経平均の値動きの倍で価格が動く日経レバの信用倍率が1倍割れになるなど「売り」で利益を取りたい投資家が多かったため買い戻しが加速し先週は急騰したとみられる。
いつ調整に入ってもおかしくない
この動きは今週も続きそうである。
TOPIXが過去初めて3000ポイント台に乗るなど日本買いは加速している。
次のターゲットは日経平均株価の過去最高値(4万2426円77銭)越えである。
勢いが付いている相場だけに今週にも達成する可能性はあろう。
しかし、騰落レシオ(146.85%)が示すようにいつ調整に入ってもおかしくない状況でもある。
今週のレンジは?
海外投資家は前週に18週ぶりに日本株を売り越した。海外勢の買い第一ラウンドは一旦終了したようである。
強い相場故に「余韻」は十分あろうが参加者が少なくなる夏枯れ相場、今後は乱高下することも想定しておきたい。
今週のレンジは4万1100円~4万2600円を予想する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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