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短期上昇で利食い売りも
先週の日経平均は週初、米英仏連合のシリア攻撃を受けて警戒感が出たが「一回限りの攻撃」との報道により懸念されていた米ロ戦争までは至らないとの観測でショートカバーを巻き込んで上昇して始まった。
注目されていた日米首脳会談も無難に通過した木曜日には一時先物で2万2360円まで上昇した。しかし、短期で上昇してきたための後場からは利食い売りがでて値を消した。
先物は買い戻しが主体
東証が発表した4月第2週の投資家別株式売買動向をみると海外勢は現物で845億円の買い越し、先物で4889億円の買い越しとなった。買い越しは3週連続であるが先物は買い戻しが主体だったと見られる。
現物株の買い越し額を見る限りまだ打診買いの域はでておらず今後本格化する企業の決算発表が鍵を握りそうである。
現在の日経平均のチャートは3月26日の安値を起点とした下値切り上げ型の右肩上がりのチャートとなっている。
約500円幅でのレンジ推移
レンジは28日の安値2万776円を起点とする下値抵抗ライン、上値は27日の高値21317円を起点とする抵抗ラインの約500円幅で推移しており週末時点の上値抵抗ラインは2万2430円、下値抵抗ラインは2万1980円である。
約1ケ月間このレンジで動いており当面はこのレンジには注目したい。
今週は「突っ込み買い」で対応
また、過去の価格別出来高を見ると2万1500円~2万2000円が多いがその上2万2500円までは出来高は少ない。4月第2週の揉み合い相場を経てこの価格帯を抜けてきている。今週は短期調整後意外高もあり得よう。今週は「突っ込み買い」で対応したい。(ハチロク)
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