リスクを織り込んだ確度の高い予想
7月20日の参議院選挙が通過したことで次の関心は3月期企業の第1四半期(4~6月)発表に関心が移ることになる。3カ月前の通期決算発表時には、間髪をいれずに発表される「トランプ関税」で先が読めない状況となっていたが、今回発表される第1四半期決算では、ある程度はトランプ米大統領の方針が具体化したことで各社はリスクを織り込んだより確度の高い予想を打ち出してくる可能性が高い。そうなれば好業績企業への選別物色意欲も高まってきそうだ。
任天堂やトヨタ自などに注目
ディスコ(6146)が9日に26年3月期の業績予想を第1四半期連結営業利益で238億円から344億8000万円(前年同期比3.3%増)へ上方修正した。その後、一転して第2四半期予想を減益で発表した。今後の半導体関連企業の決算にも警戒感が残るなか、製造装置大手ではアドバンテスト(6857)が7月29日、レーザーテック(6920)が8月7日に控える。レーザーテックはEUVマスク検査装置がTSMC向けの拡大が期待されており、第1四半期で具体的な内容が確認されればディスコと同様に上振れへの期待が高まろう。
株価は高値更新後に調整色を強めている任天堂(7974)は8月1日に発表を予定している。「Nintendo Switch 2」は6月5日発売後4日間で世界累計販売台数が350万台を突破したが、未だ品薄感は解消されいない。具体的な増産方針が示されれば株価の反転攻勢の材料になろう。
トヨタ自動車(7203)は8月7日に発表を予定している。トランプ関税で下方修正リスクは根強いが米国での販売は現状では好調。多少の値上げでも支持されるとの見方も多いだけに第1四半期発表時に今後の方針が示されれば、自動車セクター全般に安心感を与えることになりそうで注目したい。


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