株主総会シーズン到来【話題のテーマと狙える銘柄】

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞
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感染防止の鍵握る「バーチャル」型

 3月期決算発表が一巡して、6月中旬以降は株主総会が本格化する。新型コロナの感染拡大を受けて、発表延期や今期予想の非開示が相次ぎ、今回の決算発表では異例の動きになっているが、株主総会についても開催延期や入場制限に加えて「ハイブリッド型バーチャル株主総会」の実施に動く企業が相次いでいる。感染を防ぐにはリアル総会への出席者を少なくしてバーチャル総会への出席者を増やす必要がある。従来と大きく異なる総会が定着する過程でそれに取り組む企業が注目される。

今年の株主総会では多くの企業で前例のない対応

 株主総会は高齢者の株主が多数参加することから、今年の株主総会では多くの企業で前例のない対応に迫られている。ソーシャル・ディスタンスを確保するために、入場制限を行ったり、一般株主に出席を控えるよう要請している企業が出ている模様だが、アフターコロナ後の経営戦略に関心を高める株主は多く、全ての株主の参加ニーズを満たすべく、バーチャル株主総会の普及が不可欠になっている。

リアル総会との並行開催

 バーチャル株主総会で先行しているのは米国で、バーチャルオンリーの総会を認める州が増加、一切認めていなかったニューヨーク州も3月20日の知事命令で期間限定ながらバーチャルオンリーを認めている。日本に関してはリアル総会との並行開催になるが、バーチャルへの株主の参加誘導が感染防止に必要不可欠となる。

関連銘柄は?

 このような中で全ての上場企業を対象としたバーチャル株主総会運営サービスの提供を開始したのがウィルズ(4482)。ブロックチェーン技術を活用して本人確認の担保・株主毎の認証を可能としている。ブイキューブ(3681)とアステリア(3853)は共同で「報告聴講」から「質問」、「議決権行使」をワンストップで実現するシステムを推進、パイプドHD(3919)の傘下のパイプドビッツは「バーチャル株主総会ソリューション」の提供を開始している。
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