30日大引けの東京市場は反落、日経平均は前日比243円87銭安の1万6449円84銭で引けた。ドイツ銀行の経営不安から前日のNY市場が急落した地合いを引き継ぐ形で幅広い銘柄が売られる展開。
個別では平和堂、三谷セキサン、C&FロジHD、岩崎電、東和銀行、さが美、鶴見製作、デザインワン、南都銀、ランドが値下がり率上位に売られ、三菱UFJや日立も安い。半面、ソフトバンクテクが一時ストップ高、古河電池、日鋳鉄管、アスクル、ヤーマン、トランザクション、綿半HD、ニチユ三菱は値上がり率上位に買われている。
日経平均は一時、285円安超まで売られたが為替が101円台で安定していることから、後場からは下げ渋る動きとなった。下値には日銀によるETF買い期待あることから一段と売られる動きはなっていない。来週以降は米経済指標の発表が予定されていることから、ドイツ銀に加えて米国の動向も注目されることになりそうだ。
証券市場新聞