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売り先行も引き戻し続伸
1日の東京市場は続伸しました。日経平均は70円高です。長期金利上昇を嫌気して米国株市場で主要指数が大幅に反落したことから売りが先行しましたが、大きく下値を売り込む動きはなく、買戻しや押し目買いに前引けにかけ引き戻し、後場はじり高歩調で2万5000円台を回復しました。プライム市場の騰落銘柄数は大引けでは値上がり1075に対して値下がり672値上りが大きく上回っています。
中小型グロース値の荒い展開
全般下値の堅さが意識され、個別株物色は活発でしたが、Eインフィニティが連日でストップ安、前日ストップ高のマイクロアドは朝高の後大幅に反落するなど、中小型グロース株は値の荒い展開でした。このため、前場はソシオネクスト<6526>の利益を確定する一方、買いはイリソ電子<6908>とBTM<5247>にとどめましたが、後場は出直る銘柄が多く、エレメンツ<5246>や三信電気<8150>、合同製鐵<5410>などに買いを入れています。
ネガティブ材料に耐性
米国ではインフレ懸念がくすぶり、10年債利回りは再び4%に迫るなか、今晩はISM製造業景気指数、週末には注目の2月雇用統計が発表されます。引続き米経済指標への金利、為替、株価の反応を確認しながらの対応になりますが、きょうの動きを見る限りネガティブ材料にも耐性がついてきたイメージで、動きのいい好需給の中小型グロース株で値幅を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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