3万200円台乗せ高値引け
週明け5日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は693円高で3万2000円台に乗せこの日の高値で引けています。債務上限関連法案が上下両院で可決、5月雇用統計を受けて利上げ見送りの可能性が高まったことから、前週末の米国株市場でダウが700ドル高と今年最大の上昇になった流れを引き継ぎました。海外投資家が買い姿勢をさらに強めており、リスクテイクの流れが加速、ギャップアップして寄り付いた後もじり高歩調をたどり、後場一段高に進んでいます。インフレ懸念が後退したにもかかわらず米長期金利が上昇したことで、為替が円安に振れたこともフォローになりました。
マザーズ指数も大幅に続伸
アドテストなど半導体関連のほか、ソフトバンクGやトヨタ、商社や鉄鋼など主力株を中心に買いが広がり、プライム市場の値上がり銘柄数は1625と9割近くを占めるほぼ全面高商状で、TOPIXも2200ポイントを上回って高値引けになりました。グロース系の中小型株も追随するかたちで水準を切り上げており、マザーズ指数も2.59%高と大幅に続伸しています。主力大型株への買いが続き大きく水準を切り上げるなか、出遅れセクター、銘柄にも資金が向かっており、全般底上げへよいよ相場の流れが良くなっています。
クリアルとスマートDを利益確定
推奨銘柄ではクリアル<2998>やボードルア<4413>、スマートD<5137>が大幅高で最高値を更新、ほか候補銘柄も堅調でした。ただ、噴き値では確実に利益を確定して過熱感なく水準を切り上げる銘柄を狙う方針で、きょうはクリアルとスマートDの利益を確定して、スピード調整一巡から出直りの動きを強めてきたギックス<9219>とBTM<5247>へ買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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