NY急伸後押しし3万2000円乗せ
昨日の東京市場は3日続伸し、日経平均は3万2000円に乗せてきました。先週末のNY市場が急伸したことが後押ししています。
雇用強いが賃金インフレはひとまず安心
注目の雇用統計は非農業部門の雇用増が市場予想の18.6万人に対し結果は33.9万人。一方、失業率は市場予想の3.5%に対し3.7%、そして平均時給は市場予想の4.4%増に対し4.3%という結果となりました。ポイントは雇用は結構強いが、一方で賃金インフレはひとまず安心というものです。市場は賃金の伸びに対する安心感でNYダウは今年最大幅の上昇となりました。
6日騰落レシオ反転が個別物色を活発化
そのため、昨日の東京市場は幅広い銘柄に買いが入ってきました。やはり6日騰落レシオの反転が個別物色を活発化させたということでしょう。
SQ通過後もこの流れ続くか
さて、今週末はメジャーSQです。外資系は出来るだけSQまで株価を持ち上げていきたいようで、問題はSQ通過後もこの流れが続くのかどうかということでしょう。指数を恐々と見ながら、個別は強気で見ていますが、出来ればゆっくりゆっくり上げて欲しいところです。
短期売買でSQまでに一旦現金化
日経平均の25日線乖離は6.7%と再び過熱圏入り。一方、騰落レシオ6日は137.8%と5月末の53.5%から2.5倍になりましたが、5月9日のピークは219.5%ですので、ようやく個別物色が活発化したに過ぎません。今週は出遅れ銘柄を短期で売買し、週末のSQまでには一旦現金化しておきたいと思います。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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