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引き戻しほぼ横ばい
前週の東京市場は前の週からの調整地合いを引き継ぎ、中盤にかけ軟調に推移しましたが、後半は引き戻し週間ではほぼ横ばいになりました。日経平均は前の週から２円上昇しています。日銀が大規模緩和策を修正するとの思惑から円高が進んだことが重しになる一方、米６月消費者物価指数（ＣＰＩ）が予想を下回ったことで利上げ長期化懸念が後退、ハイテク株を中心に米国株が上昇したことがフォローになりました。
上値重く調整含みの地合い続く
米６月卸売物価指数（ＰＰＩ）も予想を下回ったことから利上げ長期化観測はさらに後退していますが、円高に歯止めがかからず、日銀政策修正への警戒感もくすぶり続けることから、上値の重い状況に変わりはないでしょう。調整含みの地合いのなか、週明けから３月期企業の第１四半期決算発表が始まりますが、米国株と為替の動向を確認しながら好決算銘柄の買い場を探りたい考えです。
花咲 翁
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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