週明けに備える【正直じいさんの株で大判小判】

米株高引継ぎ４日続伸

３１日の東京市場は４日続伸しました。日経平均は２８５円高です。雇用指標の内容から労働需給逼迫への警戒感が和らぎ、追加利上げ観測がさらに後退、前日の米国株市場で主要指数が続伸した流れを引き継ぎました。円が強含んだことで朝高のあと伸び悩む場面はありましたが、前引けにかけ上げ幅を広げ、後場一段高で一時３００円超に上昇しています。

中小型グロースは伸び悩む

時間外の米株価指数先物高をフォローで、トヨタが２０２３年の生産台数計画を１０２０万台とする方針と伝わったことで、系列企業にも買いが波及、中国の経済指標が市場予想を上回る良好な結果となったことも買い安心感を誘いました。一方、中小型グロース株には伸び悩む銘柄が多く、一方、マザーズ指数は前場で下げに転じると、後場は小安い水準でのもみ合いました。

ダイコク電がストップ高

推奨銘柄では三菱重<7011>は上げ一服ながら、ダイコク電<6430>がストップ高、アシックス<7936>も堅調で、きょうはラウンドワン<4680>の損益を確定する一方、フュージック<5256>に追撃買い、ＪＶＣケンウ<6632>に打診買いを入れました。日経平均は終値で３万２５００円を上回り、先高期待が高まりつつあります。ただ、あすは米８月雇用統計の発表を控えた週末で、基本的に売り買いとも手控え週明けに備えたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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