米長期金利確認しながら【正直じいさんの株で大判小判】

米株安も円安受けて８日続伸

６日午前の東京市場は８日続伸しました。日経平均は２０４円高です。原油高によるインフレ懸念から長期金利が上昇、前日の米国株市場ではダウが１９５ドル安と反落しましたが、１ドル１４７円後半まで進んだ円安を受けて自動車など輸出株が買われ上値追いになりました。連騰による短期的な過熱感と欧米株安で利食い売り圧力が意識される局面でしたが、週末のメジャーＳＱに向け先物への買戻しも下値を支えたようです。

三菱重が大幅高で再び新値追い

一方、中小型グロース株は米長期金利上昇を嫌い、買い手控えられており、マザーズ指数は小幅ながら反落しました。推奨銘柄では三菱重<7011>が大幅高で再び新値追い、ＪＶＣケンウ<6632>も切り返しましたが、グロースでは霞ヶ関Ｃ<3498>は上げ一服、サンリオ<8136>や<6430>は反落しており、きょうはダイコク電を利益確定、サンリオと田中化研<4080>は損失を確定しています。一方、買いはＩＧポート<3791>とイビデン<4062>、ＪＭＤＣ<4483>にとどめました。

米指標次第で資金の流れ、物色の方向変わる

ただ、米１０年債利回りは再び４．２％台に乗せてきましたが、このところの米経済指標は予想を下回るものが多く、今後発表される指標次第で資金の流れ、物色の方向も変わってきます。引続き米長期金利の動きを確認しながらバリューの押し目の一方、グロースの出直りを狙う方針です。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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