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国内長期金利上昇で3日続落
週明け11日の東京市場は3日続落しました。日経平均は139円安です。前週末の米国株市場でダウが促進したことで買いが先行しましたが、植田日銀総裁へのインタビュー記事を受けて国内長期金利が上昇、半導体株や不動産株などが売りられ、指数を押し下げました。ドル円が146円台前半へ円高に振れたこともアゲンストです。一方で金融株が買われTOPIXは小幅ながら上昇して引けましたが、金利上昇を嫌い新興グロースは軟調でマザーズ指数は大幅に続落しました。
グロースには手を出しづらい
米利上げ長期化懸念に加え、国内でも金融政策修正への思惑が再浮上してきたことで、グロース株には手を出しづらい状況になりました。今週は13日に米8月消費者物価指数(CPI)、14日に米8月小売売上高が発表されますが、来週の日米金融政策決定会合を通過するまでは金利上昇への警戒感は和らがないでしょう。当面はグルース株が出直り基調を維持できるかを見守りながら、バリューの切り返しと個別に強い銘柄を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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