押し目買いや買戻しに反発
27日の東京市場は反発しました。日経平均は56円高です。金融引き締め長期化による景気減速懸念や予算協議難航に伴う一部政府機関閉鎖を警戒して前日の米国株市場で主要指数が大幅に下落した流れを引き継ぎ、寄付きからから大きく水準を切り下げました。ただ、一時350円超に下げ幅を広げた後は押し目買いや買い戻しに下げ幅を縮め、大引けにかけ上昇に転じています。配当権利取りの買いや再投資の先回り買いが下値を支え、時間外取引の米株価指数先物高も支援になりました。
米長期金利睨みの神経質な動きは続く
週末にかけ配当再投資の買いが入る一方、日経平均の銘柄入れ替えに伴うリバランスの売り需要が発生することから、動きづらい状況ではありましたが、小幅高ながらもきょうの高値で取引を終えており、下値の堅さは確認されました。あすは権利落ち分約225円を早々に埋める展開が期待されますが、米インフレの動向に大きく影響を受ける状況に変わりはなく、米長期金利睨みの神経質な動きが続くでしょう。きょうは売り買いとも手控え様子を見ましたが、推奨銘柄はおおむね底堅く、引続きバリューの下値と個別に強い銘柄の一方、ハイテク・グロースのリバウンドを狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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