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円高重石で続落
29日の東京市場は続落しました。日経平均は87円安です。FRB高官のハト派発言を受け米長期金利が低下、米国株は上昇する一方、146円台後半まで進んだ円高が重石で売りが優勢でした。ただ、下げ幅を200円超に広げた後は急速に引き戻し上昇に転じる場面もあり、前日に続いて売り買いが交錯し方向が定まらない展開です。利益確定売りが上値を抑える一方、配当再投資や年末ラリーを期待した買いが下値を支えました。
内需系グロース株にも目向ける
米10年債利回りは低下基調を強めていますが、円高にネガティブな反応を示す銘柄が多いことが上値を圧迫しました。ただ、海外投資家の買いが続いていることから先高観は強く、当面の下値を固めながら上昇のきっかけ待ちといったところで、半導体関連は強い銘柄に集中する一方、内需系グロース株にも目を向けていきたい考えです。きょうはテクニスコ<2962>やJVCケンウ<6632>などを利益確定して、レーザーテク<6920>やコクサイエレ<6525>、スクリーン<7735>などに買いを入れるなど銘柄を絞り込みました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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