調整含みも深押しはない【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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続伸し一時3万6000円台乗せ

前週の東京市場は続伸しました。日経平均は前の週から386円上昇しています。前の週の勢いを引き継ぎ週明に300円を上回る上昇で、一時3万6000円台に乗せた後は、急ピッチの上昇への警戒から、3日続落しました。ただ、台湾TSMCの決算が予想を上回り、需要底入れを示唆する内容だったことから、週末は半導体関連にけん引され500円近い上昇になり、高値圏に切り返しています。高値波乱気味ながら円安と東証のガバナンス改革が買い安心感を誘い、中国株からの資金シフトも下値を支えました。

利益確定優先して3Q決算に備える

高値警戒感や過熱感から週明けは調整含みの展開になりそうですが、22日から開催される日銀金融政策決定会合は現状維持が予想され、24日発表予定の半導体製造装置大手ASMLの決算が関連銘柄の買い手掛かりになる可能性があり、深押しはなく高値もみ合いが続くと見ています。ただ、高値銘柄は利益確定を優先して週後半から始る3月期企業の3Q決算発表に備える考えです。

花咲 翁

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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