AI関連への買いにとどめる【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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続落も買い戻しに下げ幅縮める

12日の東京市場は小幅続落にとどまりました。日経平均は233円安です。前日の米国株市場ではハイテク株売りが続き、リスク回避の売りが先行しました。日銀によるゼロ金利解除への警戒感も売りを助長し、一時550円近くに下げ幅を広げています。ただ、売り一巡後は半導体関連が買い戻されたことで前引けにかけ下げ渋り、後場に入ると上昇に転じる場面もありました。前引け段階ではプライム市場の値下がり銘柄数は7割以上を占めていましたが、大引けでは値上がり銘柄が65%を占めています。中小型株では売込まれていたAI関連に急反発に転じる銘柄が目立ち、グロース250指数は朝安のあとプラス転換し、後場は上げ幅を広げました。

まだ下値への警戒解けず

日経平均は一つ目の下値抵抗ラインの25日線割れからリバウンドに転じてきました。主力株は買戻しの域を出ていませんが、中小型株の動きが良く、年始からの上昇相場に乗り遅れた投資家の買いも入ってきたと考えられます。ただ、あすは2月米消費者物価指数(CPI)の結果を受けた米国株次第で、来週には日銀金融政策決定会合とFOMCを控え、当面はマイナス金利解除とこれに伴う円高を織り込む流れであり、まだ下値への警戒は解けないでしょう。AI・半導体関連など直近高値銘柄でリバウンドを狙う方針ですが、明確な切り返しを確認してからと考えており、きょうはヴレインS<135A>とファーストA<5588>のAI関連への買いにとどめました。

花咲 翁

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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