為替介入観測が安心感誘い続伸
前週の東京市場は続伸しました。日経平均は前の週から301円上昇しています。連休の谷間で立ち合い日数は3日しかありませんでしたが、米国株が強く、為替介入観測から投機的な動きが抑制されるとの安心感から30日は400円を超える上昇、翌1日はFOMCの結果発表を前に買い手控えられ反落したものの、2日は大幅安から下げ幅を縮め小幅安で取引を終えました。パウエルFRB議長会見は予想よりハト派との受け止めで、米長期金利上昇が一服したことが押し目買いや買戻しを誘っています。
決算発表手掛かりに個別株物色活発化へ
米長期金利とドル円の動向には引き続き注意が必要ですが、過度の警戒感は後退しており、連休明けからは本格化する決算発表を手掛かりにした個別株物色が活発化するでしょう。前週までアドテストやレーザーテックなど半導体関連数社が決算を発表しましたが、企業個々に内容に格差があり、いつものことながら好内容でも出尽くし感から売られるケースもありました。米長期金利上昇を受けて売り叩かれたグロース株の動きも確認しながら、好決算銘柄のなかから次の候補銘柄をピックアップしていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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