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方向感なく3週ぶり反落
前週の東京市場は3週ぶりに反落しました。日経平均は前の週から218円下落しています。植田日銀総裁会見から金融引き締めへ警戒感が再燃、政局不安で欧州株が急落たしたことから、週初に700円超下落したあとは、米国株が堅調で3日続伸しましたが、プライム市場の売買代金4兆円割れの薄商いが続くなか戻りは緩慢でした。週末は朝高の後戻り売りに押され、下げに転じて引けており、方向感に乏しく上値の重さが意識されました。
高値銘柄は利益確定
3万8000円~3万9000円のボックス相場がかれこれ2カ月近く続いていますが、週明けは日銀金融政策決定会合の主な意見、週末には米5月個人支出(PCE)発表が予定され、今週も膠着感が強そうです。前週はNEC<6701>やTOPPAN<7911>など高値圏にある銘柄を利益確定しており、調整一巡から出直ってくる半導体関連と底入れした中小型グロース株を狙いたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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