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薄商いに方向感ない
23日の東京市場は3日続伸となりました。日経平均は41円高です。小高く寄り付いた後は手掛かり難のなか、先物への売りをきっかけに下げに転じ、前場マイナスで引けていましたが、後場からは円が弱含んだことで買戻しが入りプラスに浮上しました。もっとも、東証1部売買代金は概算で1兆9461億円と2兆円を割り込んでおり、薄商いに方向感のない展開です。
日電産の決算への反応を見守る
原油高を手がかりにした石油関連株や内需ディフェンシブセクターが買われ、下値を支えましたが、10連休を控え、これから本格化する決算発表も気になることから上値は重い状況でした。あすは日本電産の決算に対する株価の反応が最大の関心事です。今後の相場の方向性、物色の流れを占ううえで、まずは動向を見守りたいと思います。ちなみに、20年3月期は市場コンセンサスを下回ったものの、20%を上回る大幅な営業増益を予想しています。
カオナビが最高値
全般閑散小動きで個別も動意薄の展開でしたが、ピックアップ銘柄でチームスピ(4397)が大幅高で高値圏に切り返すなど気を吐きました。3Dマト(7777)やメディシノバ(4875)のバイオと好業績のイボキン(5699)も底堅い動きです。一方、短期値幅取り候補ではカオナビ(4435)が最高値更新、オロ(3983)やファイバ―G(9450)も切り返しました。連休までの取引はあと3日を残すのみ、基本的に利益確定を優先する考えです。
by 株価チャート「ストチャ」
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