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リスク回避の売りにほぼ全面安
5日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は366円安です。トランプ米大統領が対中追加関税第4弾発動を表明、中国側も報復措置をとる構えをみせたことで、交渉が暗礁に乗り上げたとの見方が広がり、105円台まで進行した円高がリスク回避の売りを加速させました。米株価指数先物や中国株安も重しになり、一時570円超まで下げ幅を広げています。東証1部の値下がり銘柄数は1914とほぼ全面安商状となりました。
突っ込み警戒感は意識
9日のSQを前に売り仕掛けに値を崩し、日経平均は2万1000円を割り込んで、約2カ月ぶりの安値水準です。ただ、後場からは下げ渋り、売買代金も概算で2兆5151億円に膨らみました。買戻し主体の動きでまだ底打ち感はないものの、短期的な突っ込み警戒感は意識されており、時間外の先物の動きで今晩の米国株が仮に下げたとしてもある程度は織り込んでいると見られます。
決算銘柄へ買いのタイミング計る
あすは全般の下げ止まりを確認したうえで、好決算銘柄への買いのタイミングを計る一方、ピックアップ銘柄と短期値幅取り候補は冷静に持続、あるいは戻り売り、見切りの判断をしなければならないと考えています。また、きょう買いを入れたそーせい(4565)、カプコン(9697)の逆行高銘柄は基本的に持続方針ですが、噴き値局面があるようなら確実に利益を確定したいを思います。
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