東エレクの反応を注視【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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米株高引き継ぎ底堅く推移

 28日の東京市場は3日続落でした。日経平均は58円安です。前日の米株市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ買いが先行しましたが、上値は重く値を消す展開でした。円高が重しになる一方、時間外の米株価指数先物高と中国株高が支えになり、前場はプラスを維持していましたが、都内で新型コロナ感染者が新たに270人確認されたことで後場は弱含んで推移しています。

決算見極めへ手控え

 もっとも、下値は限られ、上値は重いが下値も堅いという状況が続いています。東証1部売買代金は概算で1兆9878億円にとどまり、主要企業の1Q決算を見極めたいとして、売り買いともに手控えられたといったところでしょう。ただ、決算発表を手掛かりにした物色では1Q営業赤字が嫌気された三菱自動車が大幅安で、自動車セクターに売りが広がるなど厳しい反応でした。

直近IPOに底入れの気配

 この日引け後の決算発表は東京エレクが1Q73%営業増益でコンセンサスを上回りましたが、ファナックは61%営業減益でコンセンサスを下回りました。あすの市場の反応を見極めることになりますが、仮に東エレクが利益確定に傾くようだと、グロース株全体への影響が警戒され、注意が必要でしょう。一方、直近IPOが底入れの気配を見せており、追撃買いを入れたフィーチャ(4052)が後場ストップ高まで買われました。




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