関税交渉は先手必勝【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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トランプ大統領が急きょ参加

日米両政府は17日(日本)米首都ワシントンで関税交渉の初会合を開いた。トランプ大統領が急きょ自ら参加すると表明。ベッセント財務長官、ラトニック米商務長官、米通商代表部(USTR)のグリア代表と赤沢亮正経済財政・再生相が会談した。トランプ氏は「日本の通商代表団と会談できたことは、大変光栄だ。大きな進展!」とSNSに投稿。トランプ氏は「日本は関税、軍事支援の費用、そして貿易の公平性について交渉するためにやって来る」と言っていた。

円安是正議論なしは非常に幸運

かねて在日米軍の日本側負担に対する不満を漏らしており、交渉を優位にするための材料に持ち出した可能性もある。会合後に記者会見した赤沢氏は月内に2回目の協議を開くことで合意したと説明した。トランプ氏からの具体的な要望は明らかにしなかった。また、「為替の話は出なかった」と述べ、円安是正などは議論にならなかったと明らかにした。これは日本にとっては非常に幸運なことだ。米国側は「90日以内のディール(取引)を望んでいる」とも説明した。

石破首相自身が交渉すべき

現在のトランプ政権は、強硬派のナバロ大統領上級顧問、ラトニック商務長官と穏健派のベッセント財務長官、グリア米国通商代表部(USTR)代表の4人が政策のカギを握っている。日本にとって重要な自動車関税などはラトニック商務長官の所管だが、日本と交渉の場に立つのはベッセント財務長官だ。ウォール街出身のベッセント氏は知日派である。ただ、ベッセント氏と交渉して合意できたとしても、最後に決めるのはトランプ大統領だ。だからこそ、赤沢経済再生相に交渉をすべて委ねるのではなく、石破首相自身がトランプ大統領に頻繁に電話をかけて交渉に当らなければならない。

米の緊急輸入は日米ともにプラス

交渉材料として液化天然ガス(LNG)などの話も出ているが、トランプ大統領が指摘しているのは700%関税のコメだ。現在のところ交渉のカギを握る農産物についての検討は行われていない。日本ではコメの価格が高騰し、国民の生活を脅かし、政府に対する不満が高まっている。備蓄米を放出した分をカリフォルニア米で緊急輸入して補充するといった交渉案は日米ともにプラスだ。不利な条件をのまされる前に先手必勝で臨むことが重要だ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はエフ・コード(9211)、eWeLL(5038)、ビジョン(9416)。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に投資情報や個別銘柄、日経225先物の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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