石破首相退陣ならどうなる?【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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55年体制以降で初の衆参最少

7月20の参院選で自民党は39、公明党は8の計47議席で、非改選の75議席をあわせても過半数の125議席に3届かない大敗だった。これで、自民党は衆参両院で少数与党となった。1955年に自民一党優位の「55年体制」ができて以降、衆参両院で与党が少数となるのは初めてだ。

積極財政の国民民主と参政

一方、議席を大幅に増やしたのは「日本人ファースト」を掲げた参政党と「もっと!手取りを増やす」を掲げた国民民主党だ。参政党は改選1議席から14議席へ大幅に増やした。これで単独で法案を提出することが可能になった。国民民主党は改選4議席を4倍以上に増やし、17議席を獲得した。非改選の5議席と合わせて22議席を確保し、参院で予算を伴う法案を単独で提出できるようになった。両党はSNSやYouTubeを上手く活用して若者中心に支持者拡大に繋げた。両党の経済政策は消費税減税、社会保険料の引き下げ、積極財政の転換は同じだ。

8月末までに退陣?

また、7月23日の取引開始前に、トランプ米大統領が日米関税交渉で合意したと伝えた。日経平均は大幅高となり4万円台を回復して始まった。さらに、石破茂首相が退陣を表明する意向だと伝わると、日経平均は上げ幅を拡大し、4万1000円台に乗せた。同日、石破首相は自民党本部で麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相の3人と会談した。会談後、首相は自身の退陣を否定した。しかし、石破首相は自民党が8月にまとめる参院選の総括を踏まえ、8月末までに退陣を表明する意向を固めたことを周辺に伝えた。

秋の臨時国会で新首相選出か?

石破首相が退陣表明した場合、自民党は総裁選で新総裁を選んだ後、秋の臨時国会で新首相への選出を目指すとみられる。誰が首相になったとしても少数与党である以上、消費税減税を掲げる国民民主党や参政党の意向を取り入れることになるだろう。7月24日の日経平均は大幅に続伸し、約1年ぶりに4万2000円台に乗せる場面があった。2024年7月11日に付けた過去最高値(4万2224円)に迫った。TOPIXは過去最高値を更新した。

潮流銘柄は?

潮流銘柄は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、TDK(6762)、日立(6501)。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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